COUNTDOWN JAPAN 04/05

冬のロックフェス、カウントダウンジャパン。Web サイトを見ていたらなんとまだチケットが売り切れていないようなので、思いつきで行ってきた。

車で行って当日券購入。車で人は行く人は少ないようで駐車場側のゲート近くは人もまばら。こんなんでいいのかと思った。メインの入り口に近づくにつれて人口密度が上がっていったけれど、会場のキャパに比べたら人は少なかったように思う。この日が一番チケット売れてたらしいけれど。会場自体は人が多すぎないこともあり、至極快適でした。背もたれつきの椅子が十分な数あり、夏の屋外フェスとは比べ物にならない楽ちんさ。

見たものは順番に、Husking BeeZAZEN BOYSPolaris、MO'SOME TONEBENDER、スネオヘアーACIDMAN100sくるり。期待以上に良かったのがZAZEN BOYSくるりモーサム


Husking Beeの最初の二曲くらいはセッティングのせいでボーカルが潰れてて、よさが出ていない感じ。でもCDも聞いたこと無いので良くわからん。

アヒト脱退前最後のZAZENライブ。圧巻。向井の作曲のよさはあのリズムの自由自在感にあると思う。特に最後にやった曲が最高。アヒトがいなくなって、これが果たして再現できるのか。

Polaris。オープニングからいきなりツインドラムのセッションで入ってそのまま「瞬間]「深呼吸」と繋げていく。かっこいい。が、客のノリが悪すぎ。前列のあたりが全然反応しない。これが気になってしまって集中できないので、途中から目をつぶって聞いてた。Polarisは遠巻きに見るくらいが一番気持ちいいのかも。
個人的には日比谷野音でみたときとどうしても比べちゃって、やっぱり原田郁子の(じゃなくてもいいけど女性の)コーラスが欲しいなぁと思ってしまう。あとPAのセッティングもいまいちで、ギターが小さくてベースは潰れすぎな感じだった。

モーサムは期待以上によかった。彼らのライブはなんといっても楽しさが伝わってくるのがいい。CDで聴く楽曲がわりとストイックなのとの対照で、印象に残る。

スネオヘアーは途中までしかいなかったし、ちゃんと音源聞いたこと無いのでようわからんけど普通によかったんじゃないでしょうか。

大穴的に期待していったACIDMANだけど、事前の期待がちょっと大きすぎたかも。ライブの疾走感は出てるんだけど演奏の完成度でいったらCD音源のほうが上な気がする。あと客ののりがちょっと大げさすぎて、なんつうかアイドル的バンドに対するのりみたいでちょっと引く。このバンドはもっとインストの部分をじっくり聞きたいバンドだと思う。

100s は期待どおり。最初は中村一義のボーカル(のあの裏声)がちゃんと出てなくてどうなるかと思ったけど、突然に良くなって、口パクじゃないかとおもった。もちろん誤解ですが。

くるりは今まで見た中で一番良かった。いままで見たくるりのライブというと、べつに悪くないんだけど、なんというか淡々とライブやっているだけっていう感がどうしても残ったんだけれど今日は違った。やってることは特に変わらないけれど、演奏する楽しさ見たいのが全体から透けて伝わってくる。一言で言うと完全に貫禄がついてる。あのすばらしい楽曲たちが演奏の完成度が上がるにつれてどんどん味を増している。ライブで見たことの無かったWorld's end super nova が聞けたのも良かった。

というわけで、7000円の価値はあったイベントでした。