Slow Music Slow Live ’05

あまり書いている人がいないので備忘メモ。


Slow Music Slow Live '05 二日目17日にいってきました。


3日のイベントで言ったのは二日目のみ。なぜかこの日が一番チケット代が安いのだがメンツは豪華で、izanami、Little Tempoクラムボン無戒秀徳Little Creatures(出演順)。


Little Creatures の 15周年イベントもかねているとのことで、原田郁子さんはMCで彼らに呼ばれたことを嬉しそうに語ってた。


ライブの感想。Littel Tempo の曲 Musical Brain Food が最高だということと、クラムボンのすばらしさがやっぱり飛びぬけているということを改めて確認。幸せ。特にこの日はミトくんのベースがすんばらしくよく聞こえて(PAばっちり)、クラムボンのレベルの高い演奏を短い時間だったが十分に堪能できた。ベースだけでもずっと聞いていたいって思えるのは日本のロック系ベーシストではミトくんだけです、いまのところ。


日本のメジャーチャートでトップ10に入れるくらいの知名度を持つバンドの中では、くるりクラムボンが現時点での双璧だと思うのだけど、くるりはともかくクラムボンは正直もっと売れてもぜんぜん不思議じゃないメジャー感・ポップ感を持ってると思う。


彼らは、普通のポップファンからはピアノメインの大人しい(あるいはちょっと「高尚な」)音楽をやっている人とたちと思われていて、逆にもっとマニアックな音楽趣味の人たちから見れば売れ線のチャートミュージックの仲間と思われている節があって、とっても損しているように見える。でも、そんな誤解は彼らのライブを一度でも見ればきれいにすっ飛んでいくと思う。ROVOだとかBoredomsだとかアバンギャルドな音を好んで聞く人にも十分アピールできる変態的なリズム隊の上に、原田郁子がピアノとボーカルですばらしいポップ感を与えるという、理想的な組み合わせになっている。いままでライブを見たことがない人は夏フェスなんかで遭遇する機会があったとしたら万難を排して見に行くべきだと思う。


アルバムだと、初期のころのアルバムや最新の「てん、」もいいけど、一つ前の「imagination」がおすすめ。実験的な曲や普遍的な良さを持つ曲が絶妙のバランス、順番で並んでいてアルバム全体の流れが完璧すぎる。名盤。