確率か予期か(はてなつっこみ)
はてな質問につっこむのは野暮と承知の上で。
自分をさらに磨くとか出会いの機会を増やすといった努力は常に考えていますので、発想の転換を促すようなご意見を頂けると助かります。できるだけ明日へのポジティブな希望を持てるご意見を頂けると嬉しいです。
発想の転換を促してほしいんだけれど、それはポジティブじゃないとだめらしい。それって結構難しいよね。要は、今まで気づかなかったような言葉で応援してほしいってことか?
たくさん寄せられた中で、7番の回答がまさに「発想の転換」を促すような内容(ポジティブじゃないけど)。現実の女性か感じている現状を説明することで、あなたの言っていることはほとんど受け入れられる見込みがないという現実を質問者に突きつけている。それに対して彼の返答は全くのれんに腕押し。そんな現実は見て見ぬふりをするらしい。
一方、19番の人は基本的には同じことを指摘しているんだけれど、
結婚について話される際には、「男は仕事、女は家庭」と言うのではなく、あくまでも大事なのは「家庭と子育てこそ最重要だという認識を共有できること」なんだということのみをもっと強調した方がいいと思います。
というように、質問者の表現に対してポジティブな提案をしていてすばらしいと思う。おそらくこのあたりが彼に受け入れられる最大レベルの「発想の転換」なんだと思う。
回答への返答を読むに、彼は自分の結婚観にあう女性と会えないのは単に確率の問題だと考えているようだ。「男は仕事、女は家庭」は数は少ないだろうけれど、いつか出会えるだろうというロマンを持っている。
でもほんとはそれは確率の問題ではなく、一般人が持ってる予期の問題なのだ。
「女は家庭」と信じている「確率的に希少な」女性であっても、現代に生きている以上、離婚などによって再び一人で生活せざるを得ないという事態を、結婚後の自分の将来に十分に起こりうることとして意識せざるを得ない。現代においてそういう予期を持たない人というのは、結婚相手としてはどうだろうと思うほど相当に楽観的な人だけだと思う。
そういう予期は社会的な背景をもとに生まれるものなので、質問者のような男性がいくら
結婚した後には妻と子供には少なくとも経済的な
不便は絶対感じさせないつもりですし、仮に会社の
経営がうまくいかなくなっても、泥水を飲んででも
家族には苦労を掛けない覚悟はあります。
と宣言したとしても、そんなものは予期の解消に 1 mg も貢献しない。
今の時代と、専業主婦が当たり前だった昔の時代では、結婚後のリスクに対する捉え方が全く異なる。将来への予想が異なれば、結婚生活における適正な役割分担も自ずと変わってくる。これは結婚に対する価値観の差異に関わらず、ほぼすべての人に共通の話なのだ。
そいういう現実をまずは理解しないと、「希少な」相手にめぐり合ってたとしても有効な出会いにならないのではないか。