道路は誰のものか

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/071227/dst0712271214008-n1.htm

歩道は当然歩行者のもの。それ以外の道路(通常は車道と呼ばれる)は本来、歩行者以外が共有するスペース。自動車専用スペースではない。

上のニュースに対する反応は、ぶくまコメントを見ると大体三つにわかれるようだ。

  1. このようなルールは当然
  2. ルールは現実的でない
  3. ルールは妥当だと思うが、自転車がちゃんと安心して走れる場所(専用レーン)を整備するのが先

自分は 1 の立場。2 の人は単純に歩けばいいと思う(駅まで15分や20分くらいなら歩いても大して変わらん)。

3 といいたくなる人の気持ちはわかる。しかし実際には、自転車専用レーンは道路(車道)を走るよりむしろ危険だという報告がすでにある以上、いまから専用レーンを整備するのはコスト的に有効ではないということに留意してほしい。

自動車さえ自転車の存在を意識して運転してくれれば、道路(車道)上に危険は少ない。実際、都区内は自動側が結構慣れているので道路を走っていて特に危険を感じる場面は無いし、逆に自動車に乗っているときの感覚からしても容易には抜けない原付のほうが自転車よりもよほど厄介だ。

自動車側の意識が変わればわざわざ専用レーンを作る必要なんてなく、みんなが道路を共有できるはず。それでも車道を走りたくないという人は、車両(自転車)に乗るのをあきらめてもらうしかないだろう。