自転車よくある勘違い

× 自転車は路側帯を通行すべき
○ 自転車は車道の左側を通行しなければならない

歩道のない道路で、わざわざ狭い路側帯を通ってくる自転車がよくいるけれど(おばちゃんとか)、律儀なんだけど間違っているっていう。路側帯走行は違反ではないけれど、そのスペースは頼むから歩行者にあげてくれ。

さて歩道から自転車を排除しましょう、という話になったとき必ずじゃあ自転車を安全に走行できるスペースを整備してくれ、具体的には路側帯を広くして路駐をやめさせれ、あるいは自転車専用レーンを作ってくれという意見が出てくる。

実効的にはそれは完全に正しいのだけれど、本来的には自転車は路側帯ではなく車道を走るものだから、路側帯がないからと言って即自転車の走るスペースがなくなるわけではない。

車道を自転車が走っているときは、後続の車は注意して自転車を追い越せばよいだけで、原付を追い越すのと同じで運転していたらありふれた行為にすぎない。それが危険に感じられるというのなら、それは自転車に対して自動車が過度に接近しすぎるからで、それこそが「走行スペースがない」問題の原因。

とはいえ地方の幹線道路では実際問題スペースがないのは事実なのだろうし、路側帯を広くすること自体は進めてもらいたいけれどね。特に、歩道が無駄に広すぎる道路が多い(歩道広くしても自転車がそこを飛ばすだけじゃ意味がない)ので、そこを削って路側帯に。正確には車道外側に。