W杯決勝戦

消耗しきったチーム同士の消極的な応酬というのがありがちなW杯決勝戦なんだけれど、昨日の試合は決勝戦としては比較的良いパフォーマンスだったんじゃないかな。お互い中盤を省略気味ではあったけれど。

しかしイタリアは確かに上手かったけれど勝ち上がってこれたのは「ラッキー」という印象が拭えない。まあそれが決勝トーナメントな訳で、もう最近はベスト8の間に明確な力の差は無くていかに相手の長所を消す時間を長くして、そして少ないチャンスを決められるか、という勝負になって来ている。前者は監督の戦術や選手の遂行能力だけれど、後者は正直言ってほとんど運頼みだ。そのレベルに達しないチームがベスト16くらいまでで振り落とされているかんじ。

それにしてもイタリアに一回戦で善戦したオーストラリアは惜しかった。相手に退場があったとはいえ内容的にはドイツやフランスに近いレベルで互していた。あの運のわるいPKさえなければベスト4くらいに行っていたかも。