プロファイルフォルダを Documents and Settings 以外に変更する方法
流行にのっとって Windows の tips でも。あまり他所では書かれていない方法を紹介。
中身はここ([HOW TO] ユーザー プロファイルとプログラム設定のデフォルトの場所を変更する方法)のとおりなんだけれど、ユーザープロファイルフォルダをデフォルト以外の場所に変更する方法。
ユーザプロファイルフォルダというのは、普通は C:\Documents and Settings\ユーザ名\ にある。この下にデスクトップやスタートメニュー、アプリケーションの設定、インターネットキャッシュファイル、テンポラリファイル等、ほとんどのユーザーデータが格納されている。マイドキュメントもデフォルトだとこの下じゃなかったっけかな。
これを別の場所に移します。その効能は最後にしてまずやり方から。
プロファイルを移したいユーザのユーザ名を USER_A として、
- Windows を再起動
- USER_A 以外の管理者ユーザ (Administrator あたり) でログオン
- USER_A のプロファイルフォルダ (C:\Documents and Settings\USER_A) を移動したい先(例えば D:\USER_A\profile)にフォルダごとコピー。
- レジストリエディタ (regedit.exe) で HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList を開き、USER_A のキーを探す。すなわち、サブキーである ProfileImagePath に C:\Documents and Settings\USER_A を含むキーを探す。
- 見つかったキーの下の ProfileImagePath を移動先のフォルダ(例えば D:\USER_A\profile)に書き換える
- USER_A でログオン
- プロファイルフォルダが変更されていることを確認(コマンドプロンプトで echo %USERPROFILE% としてみるか、スタートメニューを右クリック→「開く」として開かれるフォルダを確認)
最初の再起動をしないでプロファイルフォルダをコピーしようとすると、コピー中にエラーが出て中断してしまうので注意。正確に書くと、一度 USER_A でログオンしてしまうと USER_A の %USERPROFILE%\ntuser.dat というファイルをコピーできなくなる。